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【第21回日本映画批評家大賞】三浦友和、妻・山口百恵さんとのゆかりの地で主演男優賞

山口百恵さんとののコンビ作品は…

 俳優の三浦友和(60)が13日、東京・調布市の調布グリーンホールで行われた『第21回日本映画批評家大賞』授賞式に登場。映画批評家たちが選ぶ同賞の主演男優賞に輝いた。

 映画『RAILWAYS〜愛を伝えられない大人たち〜』で地方鉄道の運転士を味わい深く、等身大に演じたことが高く評価された三浦。日活撮影所のある調布は、妻で元歌手の山口百恵さん(53)とも縁が深いということで「30数年前になりますが、妻とのコンビ作品は東宝だったんですけど、撮影は全部日活でした」と懐かしんでいた。

 三浦は「これからもおごることなく、新人のつもりで俳優業を続けていけたら」と意気込み、「今年の春に60歳になりまして、初めて人生というものを改めて考えるようになりました」としみじみ。「これからの生涯をどう生きていくべきか。元気ならこの仕事をずっと続けていかれるな。改めて映画を愛しているんだなと気付きました。これからの人生を映画にたずさわって、少しでも力に」と映画への愛を語り「俳優という仕事は、思っていても声をかけてくれる人がいないと。これからもよろしくお願いします」とチャーミングに笑いを誘っていた。

『第21回日本映画批評家大賞』授賞式

 故・水野晴郎さんや淀川長治さんら映画を愛する専門家によって立ち上げられ、今年で21回目を迎える同賞。会場にはAKB48の前田敦子(20)、剛力彩芽(19)、宮本信子(67)、西田敏行(64)、石原まき子(北原三枝)、北大路欣也(69)、蟹江敬三(67)、山本陽子(64)、浅丘ルリ子(71)ら多数が登壇した。

 父が無類の映画好きで6本立ての映画館に毎週通っていたという西田は「そこからぶれることなく映画の道に入れたのは嬉しく思います」と語り故郷の東北に「映画の力で元気になってもらってモチベーションをあげてもらって生きることはたのしいぞ、面白いぞと確認して欲しいです」と呼びかけていた。

《受賞者一覧》

◯作品賞:『大鹿村騒動記』

◯監督賞:成島出(『八日目の蝉』より)

◯主演女優賞:大竹しのぶ(『一枚のハガキ』より)

◯主演男優賞:三浦友和(『RAILWAYS〜愛を伝えられない大人たち〜』より)

◯助演男優賞:片岡愛之助(『小川の辺』より)

◯助演女優賞:宮本信子(『阪急電車』より)

◯新人監督賞:三宅喜童(『阪急電車』より)

◯新人賞:剛力彩芽(『カルテット!』より)、前田敦子(『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』より)

◯特別功労賞:今村治子(スクリプター)

◯編集賞:山下健治(『一命』より)

◯映画音楽アーティスト賞:辻井伸行(『神様のカルテ』より)

◯アニメーション功労賞:保田道世(色彩設計)、吉川雅士(編集)

◯撮影監督賞 特別賞:金宇満司(撮影、『黒部の太陽』石原プロモーションより)

◯審査員特別演技賞;西田敏行(『星守る犬』ほか、より)

◯ゴールデングローリー賞:北大路欣也、蟹江敬三、白川和子、山本陽子

◯ダイヤモンド大賞:浅丘ルリ子

三浦友和
西田敏行
宮本信子
片岡愛之助
蟹江敬三
山本陽子
北大路欣也
浅丘ルリ子

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