俳優・堺雅人（38）が12日、東京・六本木ヒルズ内で『大英博物館 古代エジプト展』サポーター就任発表会見に登場した。
800万点という膨大なコレクションを誇る英ロンドンの大英博物館から古代エジプトに焦点を当て、さまざまな収集物が展示される。ミイラや棺、護符、装身具など160点が公開されるが、中でも、死後、再生するため迷わないようにと記された、絵巻物『死者の書』「グリーンフィールド・パピルス」を37メートルすべてを日本初公開するという、歴史ロマンを感じさせるものが目玉となっている。
事前に同展を監修した早稲田大学文学学術院・近藤二郎教授より、展示物の解説があったが、これを会場で聞いていた堺は、スーツ姿で登場すると、「エジプトでは、人は死んだだけでは死者にならない。死者が完成されるまでのサイクルがある。物を通して人が見えてくるものを通じて、人の息吹を感じたい」と、かなりの興味を示すことに。
それもそのはずで、大英博物館にも3度プライベートで足を運んでいたといい、「大英博物館では1回目は有名なものを見て回ったのですが、2、3回目は南アジアだけで半日、中近東は2、3日見ていました」と、感慨深げ。そんな、歴史に興味を持ったきっかけについての問いに、「とくにない」とキッパリ言い切り笑いを誘ったが、故郷・宮崎の日向神話や母の出身地の出雲神話に慣れ親しんだことは記憶にあるという。
さらに、6月24日から『エジプト』『ギリシャ』『日本』と3回にわたってNHKスペシャルで放送予定の『知られざる 大英博物館』（日曜・午後9時?）でのナビゲーターを務めることが決まっている堺は、5月7日から1週間大英博物館に行くことが決まっており、「エジプトの市民の生活とかを見れると思うと今からワクワクしている。新たな出会いを楽しみたい。日本人がみたことのない日本の姿を見ることができる」と、胸を膨らませる。
とくに『日本』に興味があるようで、「古墳の最後を作った人は気になります。古代日本人を演じてみたい」と、願望をあげることに。ほかにも、多数の質問が堺に寄せられたことに、「冷や汗をかいてます」と、ちょっぴりタジタジ気味だった。
『大英博物館 古代エジプト展』は7月7日?9月17日まで、森アーツセンターギャラリー（六本木ヒルズ 森タワー52階）にて開催！
