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水川あさみ「共感できないような女性」に体当たり!高良健吾とぶつかり合い

水川あさみ「共感できないような女性」に体当たり!高良健吾とぶつかり合い
高良健吾・水川あさみ
 

 女優・水川あさみ(28)と俳優・高良健吾(24)が11日、都内で行われた連続ドラマW『罪と罰 A Falsified Romance』(WOWWOW)の制作発表記者会見に出席した。

 世界文学史上に残るドフトエフスキーの名作、『罪と罰』をモチーフに、落合尚之が現代社会に置き換えて『漫画アクション』(双葉社)にて連載していた漫画『罪と罰 A Falsified Romance』が原作。引きこもり、援助交際などさまざまな事象を巧みに取り入れ、歴史的な名作を見事に現代社会と融合させた傑作コミック。大学をドロップアウトし部屋に閉じこもり、膨らむ自尊心と過激な劣等感の間でもがく青年・裁弥勒(高良)。彼の心に宿った恐るべきある計画、それは援助交際グループを支配する女子高生・馬場光の殺害だった。生きていても、他人も自分も傷つけるだけの害虫、そんな害虫を取り除けたとして、それが罪になるだろうか。自らの心の声に突き動かされた弥勒はついに行動を起こすが、思いもよらぬ結果が弥勒を苦しめることになり…。

 かつての高校の担任教師にレイプされながらものちにその男と結婚するというヒロイン・飴屋英智香(あめやえちか)を演ずる水川は、花柄の入ったトップスに、黒のスカートのどちらもが総レース使いという初夏を思わせる華やかなファッションで登壇。“不幸中毒”の一面と聖母像をあわせもつ複雑なヒロイン像を演じるにあたって「英智香は自分が知らぬ間に不幸な道を選んでしまうような女性。感情の起伏も激しくて、彼女の行動を理解するのは難しかった」と、感情移入の難しい役柄であったことを振り返り、「見る人が共感できないような女性を演じるのは新しい挑戦でした。こんな女には共感できないと思ってもらえるようなら」と続け、体当たりでの演技で満足のいく作品に仕上がったことをアピールする。

 小説家志望でありながら引きこもりとなり、殺人を犯していく弥勒を演じた高良は、「初めての連ドラ主演がこの作品で良かった。今までにないような雰囲気の中で芝居ができた、こんなに濃い1ヶ月半はなかった。この作品の現場と、スタッフ、キャストに出会えて本当に良かった」と、充実感を見せると、「(主人公が)小説化志望だけに、今まで遣ったことがないような言葉が多く、台詞も長くて。とにかく台詞を覚えるのが大変だった」と、初の連ドラ主演となった苦労も振り返る。「決して明るい内容の作品ではありませんし、賛否両論の反応があっていいと思う。骨太というか、けっしてヌルい作品にはなっていません」と言葉を丁寧に選びながらも、作品のできを自信をもってPRした。

水川あさみ「共感できないような女性」に体当たり!高良健吾とぶつかり合い

 また、水川と高良は過去にも共演したことがあることから、息の合ったようで、水川は、「高良君は年下だけど信頼してるし、尊敬しています。大変な役を一緒にできてうれしかった。(撮影期間中)不安になることもたくさんあって、でも、高良君の作品に対するエネルギーがいつも現場に満ちていたので、自分も頑張ろうという思いにさせられた」とずいぶんと励まされたよう。

 高良も「前にもご一緒させていただいてますし、飲みに行ったりしたことも。ボクが生きてきた中から、水川さんが生きてきた中から、そこから生まれて来るもののぶつかり合いだから、他の人とじゃできなかった」と水川への信頼感を明かしていた。

 連続ドラマW『罪と罰 A Falsified Romance』(WOWWOW)は4月29日から毎週日曜午後10時から全6話でスタート。なお第1話は無料放送となっている。

水川あさみ「共感できないような女性」に体当たり!高良健吾とぶつかり合い
水川あさみ
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高良健吾
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高良健吾
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水川あさみ
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トークセッション
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台詞が長くて大変でした
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共感されなくていいです
水川あさみ「共感できないような女性」に体当たり!高良健吾とぶつかり合い
お互い難しい役でした
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