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南沢奈央俳句で自身の祖父の体験と重ねて献血PR

20111203南沢奈央
自身の句をはにかみながら披露

 女優・南沢奈央(21)が3日、東京・赤十字本社で『第6回いのちと献血俳句コンテスト表彰式』に、俳人・黛まどか(49)とともに登場した。

 日本古来からの気持ちや情景を表すことができる俳句で、献血への理解を深めるコンテスト。約36万句が寄せられ、その中から15句が優秀賞、最優秀賞、厚生労働大臣賞などで選ばれた。南沢は今年8月から1年間の間、日本赤十字の「学生献血推進キャラクター」を務めており、特別審査員として参加している。

白のカットソーにブルーのスカートで合わせ赤いミュールでまとめた南沢。「退院の 父が見上げた 秋の空」をゲスト審査員賞に選んだ南沢は、栃木県の大川藍さん(小学5年生)へ賞状を手渡した。

 ここで自身も『ときめきて 初献血日 若葉風』と、一句詠み、「初めて献血をしたときに、何か爽やかな風が吹いたような気がしたので、『若葉風』としました」と、はにかみながら笑顔を見せると、黛から、「初めて作ったとは思えない、いい句です。不安な気持ちとか喜びの気持ちとかがないまぜになって、爽やかな気持ちも表せていると思います」と、太鼓判を押した。

20111203南沢奈央
表彰式

 終了後の囲み会見では、自身の句について、「季語は夏ですけど、作ったのは秋です。ことば探しに時間がかかって、俳句をしている祖母に教えてもらいながら作りました。今後もチャンスがあったら作っていきたい」と、俳句の面白さに目覚めた様子。

 この句は、献血体験を詠ったものだが、「献血は全然痛くなかったです。針を入れてる時間も5分ぐらいで、一回経験すると、怖くないということが分かって、また行きたくなりますね」と、しっかりPRも。

 また、大川さんの句をゲスト審査員賞に選んだ理由については、南沢は、「情景が浮かんでくるというのもあったのですが、私の体験で、祖父が入院していたときと、すごい重なりました。リアルに感じたことを言葉に乗せていて、共感させていただきましたね」と、振り返っていた。

 以下、主要賞の句
 【厚生労働大臣賞】
 松野すみえさん
 『献血の 手帳も遺品 秋灯下』

 【文部科学大臣賞】
 伊波久世さん
 『小鳥来て 献血車来て 五時限目』

 【最優秀賞(一部)】
 野田美和子さん
 『初めての 献血パパに なった冬』

 廣崎凌成さん
 『祖父はいない 雪降りつもる あの日から』

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