人気アイドルグループ『AKB48』の“あきちゃ”こと高城亜樹（20、チームA）、“みぃちゃん”こと峯岸みなみ（19、チームK）、“れいにゃん”こと藤江れいな（18、チームK）の3人が31 日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた「日米桜フェスティバル」（主催：外務省）に出席した。
同フェスティバルは、日本が桜を米国に寄贈・植樹してから今年で100 周年を迎える記念すべき年であることから、日米両国で祝うとともに、日米間の交流やその歴史についてより多くの方に理解と関心を深めていただくことを目的として行われた。
AKB48の野外イベントといえば「雨」がつきものだが、この日もやっぱり、時折、強く吹き付ける雨に加え、春一番を思わせる強風という悪天候。それでも広場には、小さい子供さん伴った親子連れや老夫婦、若い男女など、数百人が詰めかけた。
AKB48は、震災支援に対する謝意表明と日本のポップカルチャー発信のため、「桜メッセンジャー」として、『全米桜祭り』のため、26日?28日までアメリカ・ワシントンを訪問。リンカーンシアターでの記念公演ライブや現地の民間小学校を訪問した。
あきちゃ、みぃちゃん、れいにゃんの3人が登場すると、ゴーゴーという強風の音に負けないほど、3人それぞれの愛称をコールする熱い歓声が飛んだ。
3人を代表して、みぃちゃんが、「今回私たちは桜メッセンジャーとして、ワシントンDCでコンサートを行いました。アメリカの方々がとても温かく迎えてくださって、本当に嬉しかったです。昨年、起こりました東日本大震災の際には、アメリカの皆さんからたくさんの支援をいただいたということで、私たちは、今回のパフォーマンスで、感謝の気持ちも一緒に伝えられればいいなぁと思い、精いっぱい取り組みました。アメリカのファンの皆様の笑顔をたくさん見ることができて、私たちの気持ちが伝わったのではないかと思いました」と、アメリカ訪問の結果報告をした。
玄葉光一郎外務大臣と在日アメリカ大使館首席公使のカート・トン氏からも謝意の言葉が述べられた。
また、AKB48がアメリカの小学校を訪問した際に、生徒たちから被災地の小学校へ、たくさんのメッセージを預かってきたという。今日は代表して、宮城県白石市立深谷小学の生徒たちへ贈呈された。
これまでAKB48は、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンと3度、アメリカを訪れているが、3度とも行っているそうで、アメリカの印象を聞かれたみぃちゃんは、「人も温かくて、街を観光して歩いていても、コミュニケーションを求めたり、ファンの方たちもウチワやボードを持って、離れた場所であるけれども、力を入れて応援してくれているんだなぁということが分かって嬉しかった」と、語った。
れいにゃんは、「リンカーンシアターでライブをできたこと」が、一番印象に残っているそうで、「ボードを持って応援してくださったり、コールもうれしくて、講演が終わった後も騒いでいた。敢行する時間もあって、ホワイトハウスを見ることができたのも嬉しかった」と、感動していた。
あきちゃは、「直接、アメリカに行って近い距離で、アメリカの方、ワシントンの方と触れさせていただく機会があったので、なるべく英語を頑張って覚えて、英語で会話できるように」頑張って心がけていたそうで、「聞き取りにくい英語だったと思うんですけど、温かく、見守ってくれて、分かった時にはたくさん反応してくださって、全然しゃべれない私でも、いろんな方とコミュニケーションとれたのかなぁと思いました」と、成果を語った。
最後に、みぃちゃんが、「今回は、残念なことに、時期が遅くて桜が散ってしまて見れなかったので、機会がありましたら、キレイな桜を見に行けたらいいかなぁ」と、アメリカの再訪問かを望んだ。
同フェスティバルでは、日米交流に関する作文コンクールの授賞式や航空自衛隊の航空中央音楽隊と米国空軍太平洋音楽隊?アジアによるジョイント・コンサート、アーティストの白井貴子（53）と地元小学生達による総勢約80 名による大合唱などが行われた。
