“週末ヒロイン”ももいろクローバーZが27日、東京・渋谷のSHIBUYA BOXXにて行われた『第4回CDショップ大賞』授賞式に登場。メンバーの百田夏菜子（17）、玉井詩織（16）、有安杏果（16）、佐々木彩夏（15）、高城れに（18）の5人は大賞に輝いた1stアルバム『バトル アンド ロマンス』に喜びを爆発させた。
同賞は昨年1年間（2010年11月1日〜2011年12月31日）に発売された邦楽オリジナルアルバムを対象に全国のCDショップのスタッフが最もオススメする1枚を投票によって決めるというもの。ももクロリーダーの百田は「たくさんCDを聞いている店員さんに選ばれて嬉しいな。これからも個性的な歌を歌いたいです」と喜びの言葉。報道陣から次に狙っている賞を聞かれると「せーの、ノーベル賞！」とそろって宣言し、大きな笑いを呼ぶと百田が「“ノーベルももクロ賞”とかないんですかね？」と天然に語り「作れるようにがんばります」と更なる活躍を誓った。
ももクロは新曲『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』をステージで熱唱。高城は「今日はたまたまCDの衣装で着たんですよ」と70枚のCDを使って作られた衣装を披露。佐々木は「私たちより売上のあるアーティストさんもいるのに受賞できて嬉しいです」とキュートなスマイル。玉井は「新人賞にもかすることなく、人生初めての賞で嬉しいです」明るく語り、有安は「この賞にふさわしいアーティストとしてこれからもがんばります！」とそれぞれ喜びの声。
心境の変化を聞かれると「この会場は私たちの2周年の記念ライブをやったところなんです。そのころは（代々木公園で）ビラ配りをしていても受け取って貰えなくて。こんな素敵な賞を貰えるなんて夢みたいです」と百田。そして「ここのすぐ近くのNHKホールのステージに12月31日に立つことが目標です」と紅白歌合戦への出場に意欲を燃やした。
囲み会見では誰が一番の“バカキャラ”かを巡って議論に。百田が「アホです」と話すと、有安が「キャラとしては私なんですけど、夏菜子ちゃんはトークしてたりするとアレっていう時あるよね」と天然ぶりを指摘。玉井が「こっち（有安）が勉強が出来るおバカさんで、こっち（百田）は勉強が出来ないおバカさんです」とざっくりまとめると納得する一同。しかし、百田は「この中で一番勉強できないのは最年長（高城）ですよ！ れにがテスト勉強してるところ見たことない」と反論し、高城は高城で「私は勉強しなくっても電波で受け取ってるんで大丈夫です」と不思議キャラで切り替えしていた。
また、授賞式では地方賞・東北ブロック賞を『その先の青へ』で受賞した歌手・熊谷育美（26）も登壇。東日本大震災の被災地となった宮城県・気仙沼出身の熊谷は「嬉しくて応援してくれている肩や地元のみなさんにすぐに伝えました」と喜びを語り、震災前日にレコーディングした『雲の遙か』を歌い上げた。
受賞作一覧
大賞：『バトル アンド ロマンス』（ももいろクローバーZ）
準大賞：『エピソード』（星野源）
部門賞・洋楽賞：『Torches』（Foster The People）
部門賞・マエストロ賞：『Ray Of Hope』（山下達郎）
部門賞・ニューブラッド賞：『NEXTREME』（Fear, and Loathing in Las Vegas）、『朝を開けだして、夜をとじるまで』（YeYe）
部門賞・ライブパフォーマンス賞：モーモールルギャバン
部門賞・全日本CDショップ店員組合 2012特別賞：『マル・マル・モリ・モリ！』（薫と友樹、たまにムック。）
