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柔道五輪金メダリスト内柴容疑者逮捕

 04年アテネ五輪、08年北京五輪の柔道男子66キロ級を連覇した内柴正人容疑者(33)が5日、自身が客員教授を務めていた九州看護福祉大の10代の女子部員に乱暴したとして、警視庁に準強姦の疑いで逮捕されたと、6日付のスポーツニッポン、東京中日スポーツ、日刊スポーツ、デイリースポーツ、サンケイスポーツ、スポーツ報知各紙が報じている。

 内柴容疑者は柔道部の遠征合宿中の9月19日夜、都内のカラオケ店で部員らと7人で酒を飲み、泥酔した被害者を宿泊先のホテルで、暴行した疑いがあるという。警視庁捜査1課は熊本県玉名市の内柴容疑者の自宅を家宅捜査、経緯を詳しく調べている。

 昨年4月、部の発足と同時に内柴容疑者はコーチに就任したが、今年9月に関係者からセクハラ被害の相談が寄せられ、同大学が調査の結果、セクハラ行為があったとして、11月に同容疑者を懲戒解雇していた。

 本人は「納得していない。合意していた」と容疑を否認しているが、日本人の柔道五輪金メダリストの逮捕は、前代未聞。これを受け、全日本柔道連盟の上村春樹会長(60)が都内で緊急会見を行い、会員登録の抹消を含む処分を検討することを示唆し、内柴容疑者が“永久追放”となる可能性も出てきた。

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