お笑いコンビ『NON STYLE』の石田明（32）が、20日都内で行われた初エッセイ『万歳アンラッキー』（ワニブックス）の発売記念サイン＆握手会を行い、“ラッキーガール”を見つけたと語った。
08年に『オートバックスM-1グランプリ2008』で優勝したにもかかわらず、ブレイクしないなど、「芸人一ツイていない男」を自認する『NON STYLE』の石田が、自身のアンラッキーすぎる半生をついに活字化。
今日も、定番の上下白で決めた石田。衣装は自前だそうだが、普段はハデで、「白は着ない。メッチャ嫌いで、ストレスです」と、衝撃発言。それでも白を着る理由は、「これ脱いだら、まったくしゃべれない」と、石田にとって舞台衣装というよりも、お笑いとしてのスイッチを入れる着ぐるみみたいなもののようだ。
「10月末から12月末までの2ヶ月で書き上げろ」との指令が下ったそうで、必死に書き上げて、時間が余ったら、「絵が得意」っていってないのに挿絵までお願いされたそうで、「不幸でしょ?」と、ツカミ話で報道陣たちを笑わせた。
内容は、「書けるアンラッキー話が満載で、書ける話だけをチョイスした」そうで、「（NON STYLEで出した）前の本は努力しなかった。取材してもらった。今回は、けっこうがんばった。井上が“マイナス1000冊の男”だから、いない分ちょっと売れる」と、自信まんまん。
人よりアンラッキーと意識したのは、子供の時からだそうで、「いいにくい話ですけど、しっかりイジメられてました。家も貧乏で、15歳まで家にテレビがないんだから、まともではない」と、生まれながらにしてアンラッキーだったという。
今日が誕生日という石田は、「このあとラジオの収録があって、その後、朝まで（夏の舞台の）深夜稽古。昨日も、番組の打ち上げで誕生日迎え、なにもない」と、寂しそう。
結婚目前だった一般女性と破局してから1年になるが、「そうですね。さすがに破局の話はまだ書けなかった」と、傷が癒えていないことを告白。
新しいラッキーガールは現れたのか…「ちょっと気になっている人はます。普通に歩いているので、ぜひ撮ってほしい。いまんとこノーマーク」と、スクープ写真をアピールするが、よ?く話を聞けば、まだ付き合っていないそうで、「その人に会いたいがために、通っている店はある。喫茶店？ そんなようなもんです」と、店は濁したが、チリ人のように彫りの深い子のようだ。
石田が今日、誕生日だということも知らないそうで、「会話したことない。徐々に徐々に、2年スパンぐらいで考えている」とし、「ぼくね、ストーカーなんです」と、追いかけていくことを宣言した。
内容は、幼少期から芸人時代までの、衝撃的な不運エピソードを大公開。破天荒な父母に育てられ、セキセイインコに襲われ、度重なる骨折を繰り返し、兄の車に轢かれ、ホモのチカンに遭い…人見知りで、ネクラで、気にしすぎな性格が招いたウソみたいな不運エピソード32本。どんな逆境に陥っても、へこたれず、心を折らず、負けずに、すべてを“笑い”に変えてきた、ひとりの男の青春奮闘記。
健康運↓「スパイラルポキン」
野球でボールを投げただけで、肩を螺旋骨折、デコピンしただけで指を粉砕骨折、撮影で後ろを振り返っただけで、アバラを骨折…
恋愛運↓「雨降るバレンタインデー」
手作りチョコに大量のからしを入れられ、ホワイトチョコの代わりに石鹸をもらい、不審者として警察に補導されたバレンタインデー…
家族運↓「ヘンテコきょうだい」
マラソン大会で自転車に乗ってゴールし、家族にカンニング宣言をし、落ちている自分の財布に気付かず、警察に届けたド天然な兄…
「ガム噛む感覚で読んでいただければ」という同エッセイは、1260円（税込）で発売。
