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西村博之氏 東京国税局から約1億円の申告漏れ指摘

  • 2013年8月25日
  • 2022年10月22日
  • SOCIETY

 “ひろゆき”こと西村博之氏(36)が、東京国税局から約1億円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。

 西村氏はインターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者で元管理人として知られている。その『2ちゃんねる』の管理事業を2009年に譲渡したとしていたシンガポール企業の収入が、実質的に西村氏の所得にあたると指摘したとみられる。

 25日付の東京中日スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ各紙が報じており、西村氏は09年1月、2ちゃんねるの管理事業をシンガポールの『パケットモンスター社』に譲渡したと、自身のブログや著書で説明。

 関係者によると、09年から12年にかけ、2ちゃんねるの広告収入は、西村氏が代表取締役を務めるネット関連会社『東京プラス』に支払われ、同社などからパケットモンスター社に送金される仕組みになっており、この期間に計約3億5000万円がパケットモンスター社に送金されたという。パケットモンスター社はこの送金業務の報酬として、西村氏に計1億数千万円の報酬を支払い、西村氏はこの報酬についてのみ、自身の所得として申告していた。

 しかし、パケットモンスター社が企業として実態の乏しいペーパーカンパニーとみられることから、東京国税局は残り2億円についても西村氏の個人所得と認定。12年分は、今年3月までに約1億円を申告したが、東京国税局は残りの約1億円も実質的な所得に当たると判断し、申告漏れを西村氏に指摘したとみられる。

 なお、追徴税額は過少申告加算税を含めて約3000万円といい、修正申告と納付は済ませたとみられるという。

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