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尾上松也 「すくってごらん」で映画初主演も「でき上がったものを観たら、案の定ぶっとんだものに」!ももクロ・百田夏菜子 初ヒロイン作品にも

尾上松也 「すくってごらん」で映画初主演も「でき上がったものを観たら、案の定ぶっとんだものに」!ももクロ・百田夏菜子 初ヒロイン作品にも

 歌舞伎俳優・尾上松也(35)、“ももクロ”ことアイドルグループ『ももいろクローバーZ』で女優・百田夏菜子(26)が2021年3月公開予定の映画『すくってごらん』(監督:真壁幸紀/配給:ギグリーボックス)で共演することが14日、発表となった。

 本作は、漫画家・大谷紀子氏の手掛ける同名作が原作。思い描いていた順風満帆なエリート銀行員人生から外れ、荒んだ気持ちを抱えて左遷の地にやってきたプライドは高いがネガティブな男・香芝誠が、世界一静かで優雅なスポーツといわれる「金魚すくい」や、それを取り巻く人々と出会い、成長していく物語。

 尾上は“元エリート”銀行員の香芝誠役で本作を主演。尾上といえば、先月まで放送されていたドラマ『半沢直樹』(TBS系)でIT社長・瀬名役を演じていたが、今度は大手メガバンクの銀行員役に華麗な“転身”を遂げる。

 尾上は本作で映画初主演となるが、「オファーを頂いたとき、金魚すくいのお話ということと、漫画を映画にするにあたってのアプローチの仕方が想像もつかない、なんて無茶なことをしようとしているんだと。ぜひ一緒にチャレンジしたいと思いました」と、ファイトが湧いてきたといい、「でき上がったものを観たら、案の定ぶっとんだものになっていて、初主演のプレッシャーもありましたが、あらためて出演してよかったと思いました。とにかく今までに見た事のない作品というのは間違いないです。非常に幻想的で、金魚と光のコラボレーションで魅せる日本ならではの映画、日本にしかできない映像美に満ちた作品になっています」と、アピールしている。

 一方、百田は、香芝が一目惚れする金魚すくいの店を営む美女・生駒吉乃役にキャスティング。主人公が左遷初日に運命的に出会うというミステリアスな役どころで、今までの元気いっぱいのイメージを封印し、大人の佇まいを見せることとなる。

 百田は本作で初ヒロイン。「台本をどんなに読み込んでも想像し切れなかった部分がたくさんあって、撮影中もどうなるんだろうと思っていましたが、吹き出してしまうようなシーンもいくつかあって、すごくおもしろい純粋に楽しい作品になりました」と、振り返り、「日本の良さや日本らしさがたくさん詰まっていて、日本人で良かったと思える瞬間もある映画です。そして、初ヒロインのほかにも私にとって初めての挑戦もたくさん詰まっています。まだ言えないこともたくさんあるので、みなさまにはいろいろなことを楽しみにしていただきたいです」と、メッセージを寄せている。

 映画『すくってごらん』は2021年3月よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー!

 ※記事内画像は
 (C)2020 映画「すくってごらん」製作委員会
 (C)大谷紀子/講談社

 ■『すくってごらん』
 ○スタッフ
 監督:真壁幸紀 脚本:土城温美
 ○原作
 大谷紀子『すくってごらん』(講談社「BE LOVE」所載)
 ○製作幹事・企画
 東通企画
 ○制作プロダクション
 ROBOT
 ○製作
 映画「すくってごらん」製作委員会

 ■真壁幸紀監督コメント
 配信全盛の時代に、映画館という空間でしか成立しない映画を作りたかった。その為には「稀代のエンターテイナー」である尾上松也さんの才能が必要でした。映画を見終わった後、誰もが「映画館で観なければ意味がない。松也さんしかこの役は出来ない」と思うはずです。
 『幕が上がる』を観て以来、ずっと役者としての百田夏菜子さんに興味がありました。圧倒的な“光”の中 に見える“影”がとても美しく、彼女を撮れば、まさしく“映画”になりました。
 主演のお二方の名前を見て、勘の良い方は「これは……」とお気づきかと思われますが、その予想すら超える“エンターティメント”を映画館に“体験”しに来てください。

 ■原作者の大谷紀子氏コメント
 長かった…!やっと…やっとここまで辿り着きました。映画化のお話を頂いたのが約4年前。コロナの影響もあって今このタイミングでの発表となりました。主演の香芝役を尾上松也さん、ヒロインの吉乃役を百田夏菜子さんに演じて頂けるという、ぜい沢かつ幸せな作品です。『すくってごらん』を描くにあたってお世話になった方々、読者のみなさまのお力あっての映画化です…!本当に感謝しかありません!!上映されるころには三密も解かれて楽しく鑑賞出来ることを願っています。

 ■ストーリー
 大手メガバンクのエリート銀行マン・香芝誠は、些細な出来事がきっかけで左遷され、荒んだ気持ちを抱えて東京本社から片田舎の町へやってきた。そこで偶然かつ運命的に、金魚すくいの店を営む美女・吉乃と出会い、一目ぼれをする。持ち前のネガティブな性格と左遷のショックから、香芝は心を閉ざし仕事だけを生きがいにしようと心に決めながらも、吉乃の事が頭から離れない。何とかお近づきになろうとするが、秘密を抱える吉乃の心もまた閉ざされたままだった。果たして、香芝は金魚のように彼女の心もすくうことはできるのか―?

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