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「俺は自殺する!」哀川翔ミュージカル初主演と聞いてラサール石井に直訴した理由とは?

「俺は自殺する!」哀川翔ミュージカル初主演と聞いてラサール石井に直訴した理由とは?
哀川翔がラサール石井オリジナル作品でミュージカル初主演!

 俳優・哀川翔(54)が17日、都内で主演ミュージカル『ヘッズ・アップ HEADS UP!』(原案・演出・作詞:ラサール石井)製作発表会見をラサール石井(59)、相葉裕樹(27)、入野自由(27)、中川晃教(32)、芋洗坂係長(47)、橋本じゅん(51)、女優・大空祐飛(41)、MINAMIとともに開いた。

 舞台制作の縁の下の力持ちとして働くスタッフたちを描いたラサール石井オリジナル作品。1000回目の公演を終え解体までされてしまった舞台に急きょ1001回目の公演が決まり、そのドタバタが楽しめるバックステージものの群像劇。哀川は主人公のベテラン舞台監督を演じ、新人にバトンを引き継ぐために奮闘したりする役どころとなる。

 2007年に舞台『座頭市』を出演以来の舞台となる哀川だが、その際には舞台俳優として相当苦労したそうで、「痩せすぎてガンじゃないか、死ぬんじゃないかと言われた舞台だったんです」と、絞られたのだとか。

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 それ以降、舞台からは距離を置いていたようだが、今回再び舞台、かつ初のミュージカルという挑戦について、哀川は「話をもらったときにはすべて決まってまして。ポスター撮影のときに決まっていたことを知りました」と、以前からかなり周到にお膳立てがされていて嫌とは言えない状況が出来上がっていたという。

 この経緯について、ラサールは「哀川さんの奥さんが事務所の社長さんなんですが、よく飲んでて、電話したところ、『このタイミング(哀川が30周年)というタイミングで電話をもらったのも何かの縁。裏方さんに感謝の気持を込めるというのは、私は気に入った!やらせます!』と言って頂いて。実は哀川さんに話す2ヶ月前にオファーしてOKを頂いていた。ただ、これを聞いて哀川さんは『俺は自殺する!』と言っていたそうです」と、裏でのドタバタを暴露。それほど嫌がっていたそうだが、「さっき楽屋で、『俄然やる気が出てきた。15年ぶりに博打をしたいんだけど』と、言ってました」と、哀川の心に火がついている様子を。

 これに哀川もニッコリとうなずきつつ、「ラサールさんは『自殺しないようにする』と言ってくれて、ウソはつかないと思う。けいこやってそうだったら騙されたと思うしかない(苦笑)。昔、(『一世風靡セピア』として)歌って踊っていたのでただの舞台よりは得意じゃないかなと。とにかく一生懸命やらせて頂きたい。もうスイッチは入れました。優しい気持ちで見守ってください」と、気合を入れた。

 舞台について哀川は、「バック宙の1個くらいやった方がいいかな。15年ぶりだけど30分くらいあればできるんじゃないかな」と、乗り気だったが、「ただ千秋楽だけにしてくれと言われているんです」とポツリ。このことにラサールは、「初日にやって頭から落ちてしまうかもしれないという懸念があるから」と、止めようとしたが、哀川は「できれば全公演バック宙したいと思います」と、強気に押していた。

 ちなみに、本公演の振付を担当する川崎悦子氏はかつて、『一世風靡セピア』のデビュー曲『前略、道の上より』などの振付を担当していたことで知られるが、哀川は約20年ぶりに川崎氏に会うそうで、「当時のけいこの感じが蘇るんじゃないかな」と、懐かしげ。するとラサールは「(『一世風靡セピア』のような)フォーメーションみたいなことになるシーンも入れたいけど、『せいや!』と言うかは分からない」と、往年のファンへのサービスも話していた。

 また、この日登壇していたMINAMIは実は哀川の長女。このことを問われると、ラサールは「哀川さんから『娘を使ってよ』という方ではない」といい、「ポスター撮影のその日、なんでいるのって聞いたんだよ!俺がクルマに乗って一緒に乗ってたからなんか手伝いかなと思った。ビックリだよ本当に!」と、まったく知らなかったのだとか。そこで哀川に俳優としてMINAMIへのアドバイスを求めると、「俺が2回目なのにアドバイスできるわけない!俺がいっぱいいっぱいなのに」と訴え、報道陣を爆笑させつつ「芝居にかんしてはわからないよ。初舞台だからね。その辺は叩かれていいんじゃないの」と、辛口エール。

 「(MINAMIが)歌手になるのも、勝手に歌手になってた。うちの子どもみんな勝手だよ」と、ぼやいた哀川だったが、そこにラサールが、「言うこと聞いて育ってるのはカブトムシくらいですね」と、合いの手を入れ、またも報道陣は爆笑だった。

 ミュージカル『ヘッズ・アップ HEADS UP!』は11月13日から23日にKAAT神奈川芸術劇場、11月26日から29日まで兵庫県立文化センター 阪急 中ホール、12月3日に札幌市教育文化会館 大ホール、12月13日に倉敷市芸文館 ホールにて上演!

 ■キャスト配役
 ベテラン舞台監督・加賀美賢治:哀川翔
 新人舞台監督・新藤祐介:相葉裕樹
 大道具・久米長一郎:橋本じゅん
 制作・本庄まさこ:青木さやか
 女優・真昼野ひかる:大空祐飛
 劇場スタッフ・熊川義男:中川晃教
 アルバイト演出部・佐野慎也:入野自由
 演出部・滝幸男:芋洗坂係長
 衣装助手・朝倉まき:MINAMI
 ほか

 ■STORY
 ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作”が1000回目の公演を迎え、華々しく終了するはず…だった。が、主演俳優の鶴の一声で、某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになった!しかしながら、当然、舞台美術は廃棄済み、キャストも足りない、スタッフも人手不足。さらには新人舞台監督のデビュー作でもあった。
 とんでもない条件の中でもスタッフたちは、必死に幕を開けようとする。…幸か不幸か、チケットは完売、つまり観客が待っている!!
 果たして幕は開けられるのか…。主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは…?

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中川晃教
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相葉裕樹
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入野自由
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芋洗坂係長
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橋本じゅん
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大空祐飛
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MINAMI
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