お笑いタレント・志村けん（65）、『ダチョウ倶楽部』の肥後克広（52）と寺門ジモン（52）と上島竜兵（54）、南野陽子（48）、桑野信義（58）、池田夏希（27）、磯山さやか（31）、麻美ゆま（28）が30日、東京・明治座で8月公演『志村魂』初日公演を前に囲み会見を開いた。
志村が2006年にお客さんのダイレクトな反応を感じたいという理由から始まった公演で今回で10回目。おなじみのバカ殿様を始めコントや演劇、演奏などさまざまな面を見せる舞台となる。
公演直前ということでバカ殿様衣装姿で会見。初日を迎えいまの心境を問われると、「だいじょうぶだぁ～」と、さっそく志村ワールド全開で報道陣を爆笑させることに。
10回目を迎えて、「早いような、遅いような……早いですね」と、絶妙なテンポでボケをかまして沸かせつつ、肥後から、「10回もやったかなという感じ。あと何回続くんでしょうか？」と、志村に問いかけると、「そうさなぁ」と首を捻ったため、肥後は、「オリンピックまではやりましょう」と、促すことも。
今回、志村の舞台に初出演となる南野は、「緊張しています。幼いころから（テレビなどで）観ていた方が特別にやってくださるみたいで、いまはすごく楽しみです」と、ニッコリで、志村も「アイドルと一緒で嬉しいです」と、バカ殿ばりに鼻の下を伸ばす。
これまで『志村魂』に出演し一時は志村との熱愛の噂も報じられたタレント・みひろ（33）の名前はないが、このことを志村に問うと、「結婚したんでね～。また逃しました」と答えたため、結婚したら出演はダメ？と続けて尋ねると、「それは（みひろの都合も）いろいろあるから」と、そこは苦笑い。その結婚相手は見たのかという問いには、「連絡はありましたけど、相手は知らない。見たくない」と、そっけなさそうに答えたが、そこは桑野らが「冗談ですよ！」と、焦ってフォロー。その当の志村は、どこ吹く風で磯山や麻美を見回し「でも、まだたくさんいますので」と、ニヤリと笑った。
また、先日、死の間際、最期にアイーンして亡くなったファンのことを知った志村が27日付の自身のオフィシャルブログで「亡くなる最後までアイーンしてたお父さん 御冥福を 家族の方々 元気に笑って過ごす事が お父さんは幸せですよ」と悼んでいたが、このことへ声をかけると、「そういうブログがあったんで、そこまでアイーンをしてくれるなんてジーンと来て、家族の方に頑張ってくださいという気持ちで書いたんです」と、気持ちを明かしていた。
ほかにも、先日、『ザ・ドリフターズ』の加藤茶（72）が、ほかの4人と集まってコントをしたいと話していたことについても、質問がされ「できればいいなと。ただ、みなさんご老体なので」と、老人トークを展開すると、報道陣も「できれば誰か欠ける前に」と悪乗り。そこに志村が「誰が欠けるんだよ！（笑）」と、乗っかり場を和ませていた。
その後、初日公演では、バカ殿様で、志村がパンツ一丁の体を張った芸や、麻美のセクシーお風呂シーン、さらには、南野のセーラー服姿になり、志村に向かって「ハゲ」と連呼する場面も。ほかにもテレビではやらないという、津軽三味線や松竹新喜劇より『一姫二太郎三かぼちゃ』の上演の最後の最後には、おまけであの“人気キャラ”も登場するなど、ここでしか観られない貴重なシーンとともに、さまざまな場面で大人から子どもまで笑いが起こる様子が数多く見られた。
「生の志村けんを観に来てください」と、アピールしていた『志村魂』は8月13日まで明治座にて上演！
