女優・武井咲（21）が29日、東京・六本木のテレビ朝日で7月9日よりスタートするドラマ『エイジハラスメント』制作発表記者会見を女優・稲森いずみ（43）、内藤理沙（26）、原幹恵（27）、麻生祐未（51）、俳優・瀬戸康史（27）、要潤（34）、杉本哲太（49）、吹越満（50）、小泉孝太郎（36）とともに開き司会は同局の松尾由美子アナウンサー（35）が務めた。
日本企業にはびこる『年齢差別＝エイジハラスメント』に敢然と立ち向かう、武井演じる孤高の新人OL・吉井英美里が主人公。若くて綺麗という外見だけで男性社員からの人気となり、それが災いとなり女性社員からのいじめの対象になるという役どころ。しっかり働いて、いつかは役員になりたいという夢を打ち砕かれ、いじめにも耐え忍ぶ日々に限界が訪れ、会社へ反旗を翻したときに、待っているものとは…。人気脚本家・内館牧子氏が10年ぶりに連ドラへ脚本を提供することでも話題となっており、30代女性のもがき苦しむ姿を通して、年齢差別の現状を浮き彫りにしていく。
会見には劇中のOL制服で登場した武井。「爽快なセリフの掛け合いがたくさん散りばめられていますので、ここにいる方と闘っていくのは不安ですけど、格好よく演じていきたいなと思っています。ぜひ、この気持ちいいドラマを観てほしい気持ちでいっぱいです」と、アピール。
すると、結婚成就をひたすら願う一般職の原田ミカ役の原は、「3ヶ月間、武井さんのことをたっぷりいじめたいと思います」と、話すことも。
劇中では武井が「五寸釘ぶちこむぞ！」と怒りが頂点に達して物騒なセリフも飛び出すそうだが、「最初ピンとこなくて、なんのことを言ってるんだろうなと思って、調べたらすごい画像が出てきたんです。セリフを言葉にすると心が痛むようなセリフが多くて、今4話まで（台本を）読んでいますけど、ここにいるみなさんにこの先もっとすごいセリフを言わなきゃいけないので、いま変な汗が出ています」と、苦笑いを浮かべていた。
作品にかけて、この夏闘いたいことについて、武井は、『痛烈なセリフと闘います！！！！』としたためることに。これは、「こういった反逆していける役もなかなかなかったので、たくさんフラストレーションをためて行って、それを思いっきりぶつけられたら」と、アピール。
ちなみに、武井自身は『エイジハラスメント』を受けたら反旗を翻すのか、それとも泣き寝入りするのかとの問いには、「2択のうちどちらかですか…。私は別にどっちでもいいですね。あまり気にしないかもしれないですので、五寸釘も泣き寝入りもせず1人で生きていくような覚悟で」と、考えを明かしていた。
また、武井は役作りのために同局の総務部体験もしたそうだが、「お茶くみとかアナウンス業務をやらせて頂いて、会社が成り立っているのは総務の方々のおかげだなと。縁の下の力持ちとして、日本人らしい気の使い方をされるお仕事だったので、本当に素敵なお仕事だなと思いました。それに、テレビ朝日さんの総務部の方たちは本当にいい人たちばかりで、アナウンスが終わったときにはみなさんに褒めて頂いて、こんな温かい現場だったら私は総務として頑張っていこうかなと思いましたね」と、感激していたようで、これに松尾アナは「総務部一同泣いて喜んでいると思いますよ。本当に素敵でしたよ」と、言葉を返していた。
ドラマ『エイジハラスメント』は7月9日より毎週木曜午後9時から放送！なお初回は15分拡大でのものとなる。
