女優・平祐奈(16)が23日、東京・スペースFS汐留で主演映画『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』(監督:井上春生/配給:イオンエンターテイメント)ヒット祈願 特別試写会を女優・大友花恋(15)、俳優・小市慢太郎(46)、柳葉敏郎(54)、井上監督(52)とともに開いた。
日本発祥のスポーツ・ソフトテニス。東京から転校してきた小田切亜季(平)と島で育った松丘珠子(大友)の2人の女子中学生が出会い、ソフトテニスを練習場がないところから開墾して作り出すほどの情熱を持って始めたことから、その周囲の取り巻く人々の心まで豊かになっていくというハートフルな作品。新潟の佐渡島で撮影された。
キャスト4人はソフトテニスのウェア姿で爽やかに登壇。平は『おはスタ』(テレビ東京系)の元おはガールとして知られているが、この日も、「みなさん夜だけど、“おっはー”!!久々に嬉しくてちょっとやっちゃいました!!」と、観客を前に興奮しているようで、「みなさんにお会いできて亜季はとっても嬉しいです。みなさんと和気あいあいなハッピーな時間を過ごせれば」と、ごあいさつ。
キャスティングについて、井上監督から、300~400人のなかから選考があったことが明かされ、平へは、「平さんと会った時に一番印象的だったのが赤いスニーカーを履いてきていて、結構アグレッシブな女の子なんだって。ちょっと、口ぼったいんですが、『ローマの休日』のオードリー・ヘプバーンのようで」と、好印象だったと話し、平は「ありがとうございます!」と、感激で満面の笑み。ただし、井上監督は平のことを「一番最初の会話が『ジャムおじさんがピクニックに“ジャムを持参”』で、参ってしまいました(苦笑)」とのエピソードまで明かし、場内の笑いを誘っていた。
そのダジャレに対抗し大友も遠泳が得意と言い出し、「平泳ぎだったら遠泳だけに“永遠”と泳ぐことができます」と、観客を盛り上げることに。さらに、大友は平と14日間の佐渡ヶ島での生活は同室だったと話し、「同じ部屋に止まったので台本の読み合わせをしたりしました。お風呂も一緒だったね」と、平の方を向くと、平は、「お手洗い以外はずっと一緒だった」と、和気あいあいなやりとりも。
一方、柳葉はソフトテニス実業団でコーチをし、主人公2人にアドバイスを送る西園寺馨役で出演しているが、実は撮影期間が半日だったのだとか。「どうしても時間を取ることができなくて、でもどうしてもこの作品に出たくて半日でいいから使ってくれとお願いを聞いていただいた」と、裏話を披露していた。
イベント終盤では、ヒット祈願にかけ、ソフトテニスのボールをラケットで“ヒット”して客席に入れ込むプレゼントもあったが、柳葉は、「中学高校とソフトテニスの生活をして、娘もソフトテニスを始めまして、この際だからと指導者の資格も取得しまして」と実際にコーチをしていることも明かし、慣れた手つきでボールをコントロール。平も大友も、それにならってうまく客席に“ヒット”したボールを入れ込み大盛り上がりのなかあいさつは終了となった。
映画『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』は4月4日より全国公開!