人気アイドルグループ『関ジャニ∞』の村上信五(33)が20日、東京・グローブ座で1人舞台『If or・・・VII』プレスコールを開いた。
2009年から村上が作・演出・出演全てをセルフプロデュースしたまさに“村上ワールド”が楽しめる舞台が今年も開演!タイトル通り、“もしも村上が○○だったら~”という設定のもと、パントマイムや殺陣、コントやダンスなど1人舞台の可能性の限界に挑戦しているシリーズとなる。今回も東京公演の前に大阪・サンケイホールブリーゼで上演しており満を持してのものとなる。
第7弾はスパイがテーマ。おとん(父)は実は凄腕のスパイだった。大きい任務を任されていたおとんの亡くなった理由が分からない中、仇をとるために適性試験を受けて自身もスパイとなるのだが…。毎度おなじみの女装ありのステージとなる。
そんな劇だけでなく、おなじみのほかのグループを村上の目線でイジる教師コントも健在で、今回はグループを星にたとえることに。太陽、地球、月、宇宙、ブラックホールと次々と提示していくのだが、本番トークをするかと思いきや報道陣に向け、笑いどころやなぜそのグループを選んだ意味を普通に解説。さらにはメディア向けに目線を振ったり「ここでボカーンですよ!!!」と、やりたい放題の解説をして、その場でしか見れないセリフ(?)で報道陣を爆笑の渦に巻き込んだ
終了後の囲み会見には教師のハゲヅラ姿で登場。去年の公演からスパイという構想があったそうだが、同じジャニーズ事務所の亀梨和也(28)が今年1月31日から主演のスパイ映画『ジョーカー・ゲーム』の公開がスタートとなっていることを引き合いに、「亀梨が先に『ジョーカー・ゲーム』をやって、僕がパクったみたいと思っていました。『ジョーカー・ゲーム』に勝てない。あいつは僕を潰しに来ているんだなと思いました。まだ(亀梨と)会話できてないので、どこかで会ったらガチコン行ってやろうかと思ってます」と、“戦闘態勢”に入る姿も。
劇中ピアノを弾くシーンもあったが、3週間みっちり練習もしたそうで、「弾き語りありが初めてなんで」と、苦労していた様子も。そこで何年弾いているのかと問うと、「6、7…8年くらいかなと。きょうから公式に8年にしましょうか」と、あまり自信がなかったのかヒソヒソ声で話すこともあった。
そんな7年1人舞台を続けている村上に、1人芝居の大変なところを聞くと「素に戻ったら終わりですね。練習の時は何やってんねやろうとなります」と、真面目に語り、報道陣から「ご自身を天才と思います?」と尋ねると、「天才やたらもっとウケてる。いまいちですね」とため息を漏らすことも。
ほかにも、ジャニーズ事務所の仲間は観に来るかという質問には、「あんまり観に来ないですよ。それだったら滝沢歌舞伎とか観たほうがいいですよ!シンガポール公演だったら間に合うんじゃ」と、宣伝しだし、では、村上がシンガポール公演をするのはどうかと尋ねると、「日本の四季とか雪とか、京都の紅葉とか取り入れてやれたら」と、意欲的で「世界的エンターテナーになるんですか?」との声には「どうやらその方向で進み始めた」と、最後まで乗っかりきっていた。
最後に「きょうから20公演ありますので、毎年のことにはなってありがたくはありますけど、7年続くと思ってませんでしたから来ていただいた方に楽しんで頂き、来年はシンガポールを視野にスタートを切らせていただきたいと思います」と抱負を述べていた『If or・・・VII』は20日より東京公演上演スタート!
■『If or・・・VII』東京公演情報
日程:2014年2月20日(金)~3月8日(日)
会場:東京グローブ座
問い合わせ:東京グローブ座(03-3366-4020)
料金:S席5500円・A席4500円※全席指定、未就学児童入場不可(営利目的の転売禁止)
■過去の上演記録(主だったコーナーのみ)
●2009年『If or・・・』
○もしも村上が他のグループだったら:KAT-TUN、嵐の衣装などで登場。
○もしも村上が歴史教師だったら:年号のゴロ合わせをジャニーズネタで。
○M1(ムラカミワン)グランプリ:デビュー当時からの写真を対決させる。
○ピアノ生演奏:戦場のメリークリスマスを披露。
○もしも村上がグラビアアイドルだったら:映像。女装姿が話題に。
●2010年『If or・・・II F~M』
○世にも奇妙な村上君(SE/パントマイム):パントマイムを特訓し披露。
○世にも奇妙な村上君(うしろうしろ):村上の背後(映像)で何かが起こる。
○Jの公式:前回の「歴史教師」に続く教師シリーズ。
○Story of If:1人3役を演じ上げる。
○If or ニュース JAPAN:映像。滝川クリステルに扮する。
●2011年『If or・・・III』
○戦場の穴:関ジャニメンバーに扮して登場。映像も駆使。
○大村上信五:大御所俳優村上。殺陣を披露。
○国語教師:教師シリーズ第3弾。
○葬式コント:村上が戦死?おかん村上によるダンス披露。
○プロフェッショナル If or の流儀:映像。縄文人村上の密着取材。
●2012年『If or・・・IV』
○島育ち青年コージの物語。シリーズ初の1本のストーリー仕立ての作品。
○ホストクラブ:相方ジーコとの出会い。一人芝居と歌を披露。
○アイドル:映像の中のジーコ、ADとのコラボレーション。
○おねえBAR:肉襦袢をまとい、巨女に扮した村上の一人芝居。
○アイドルセミナー:教師シリーズ第4弾。
●2013年『If or・・・V』
○世界地図にも歴史の教科書にも載っていない掟だらけの“謎に包まれた国”を舞台に、無謀な計画に挑む青年の物語。
○浪速コン:男女が出会うことを唯一赦される浪速コン。映像との掛け合い、ミュージカル、ゲームを展開。
○掟山:上空に吊ったカメラでライブ合成。掟山の頂上を目指す。
○お弁当屋さん:恒例の教師が、ジャニーズのグループをお弁当に喩えて語る。
○1人カーテンコール:主人公・爺・姫・王様。登場人物全4役に早着替えで次々と変わりカーテンコール。
●2014年『If or・・・VI』
今回の主役は「おかん」。不甲斐な夫と息子を健気に支える「おかん」の姿を、笑いあり涙ありに、そして村上ならではの世界観で描き出す。
◯おかんのアルバイト(コンパニオン):スクリーン映像とあわせて、あの人気女性ユニットのヒット曲を完璧に踊る
◯おかんの料理:舞台上でパンケーキを焼き、息子とおとんに振る舞う
◯ゆるりんピック:ゆるキャラ【ごくもん】の着ぐるみをかぶり競技に挑戦。
◯授業参観:毎年恒例の教師シリーズ。グループ名を翻訳する語学の授業。
◯ボスとの戦い、巨大ロボット:最後のボスとの戦いで、家族を守るため本当の自分の姿になるおかん。それは巨大ロボットだった。