女優・篠原ともえ(35)が21日、東京・渋谷PARCO Part1内にあるatari CAFE&DINING 渋谷店で映画『海月姫(くらげひめ)』(監督:川村泰祐/配給:アスミック・エース)ワークショップで特別講師を務めた。
漫画家・東村アキコの人気コミックが原作。クラゲをこよなく愛する“クラゲオタク”月海(能年玲奈)を筆頭に、アパートで共同生活をおくるオタク女子“尼~ず”らやアパートに来る女装男子と童貞エリートらと力を合わせ、“尼~ず”の楽園である男子禁制のアパート・天水館が奪われそうになっている危機に立ち向かうという物語。
本作公開を記念し、手芸用品・手芸材料のオカダヤから本編にも登場する海月ぬいぐるみを、自分でも簡単に作れる「海月ぬいぐるみキット」の発売が決まり、その記念としてのもの。篠原は本作へジジ役で出演しているが、プライベートでは10歳から裁縫をしており、ほかのイベント等でも自分で仕立てた服で登場(参照記事:篠原ともえ お手製“宇宙マント姿”で登場!「宇宙兄弟#0」に号泣告白)するなど、折り紙つきの腕前を持っている。
「和風クラゲをイメージしてシルクのドレスで淡い色が入った衣装です。きょうは裁縫女子ということで女性らしい格好をさせてもらおうかなと思いました。イヤーアクセサリーは自分の手作りですよ」と、雰囲気を意識して現れた篠原。
会場では「シノラーの腕輪も手作りで生まれた自分のアイテムだったりしたので、手作りは一生続けていく、好きなことです。偶然にも海月姫にも物を作るシーンがたくさんあるので、それとリンクしてワークショップという場をいただけて光栄です」と笑みを見せ、「分からないことががあったら何でも聞いてくださいね!楽しくお裁縫しましょう」と、糸通しや玉結びなどを手ほどき。10人の“生徒”の1人1人の進み具合を見ながら、丁寧に、そして熱心に指導を行っていた。
イベントを終えてみての感想について、「手渡しで手作りの楽しさを伝えることはやってみたかったことだった。実際に夢中で作っているみなさんを身近にレクチャーすることができて楽しませていただきました」と、充実の表情を浮かべることに。
ちなみに、本作の撮影現場でも能年へ裁縫をレクチャーしたといい、『尼~ず手芸部』まで発足したのだとか。そのことに、「能年ちゃんと空き時間にセットにある生地をいただき、糸通し、玉結び、ボタン付けを教えました。能年ちゃんはクラゲを作って。目をキラキラしながら夢中になって裁縫をしていく、私は裁縫を教える楽しさを能年ちゃんから学びました。そうしたら菅田(将暉)さんも参加してくれて走るクラゲという男性っぽいのとか、太田(莉菜)さんはお子さんにミニチュア三国志を作っていました。『尼~ず手芸部』を結成し、手芸を通してコミュニケーションをとれたのはよかったです」と、エピソードも披露していた。
最後に篠原は、「個性的なオタク集団が、最後は手作りというキーワードで集結していく姿が、気持ちよく、にぎやかでカラフルでフェスティバルのような作品です。作品の中で手作りの楽しさが伝わればいいなと思います。篠原をよく見てないとでてないのではないかと思われるかもしれないで(笑)、一味違う扮装した篠原をぜひ見つけてみてください」と、作品へのメッセージを寄せていた。
『海月姫』は12月27日より全国ロードショー!