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【速報】庵野監督、新プロジェクトは『日本アニメ(ーター)見本市』

【速報】庵野監督、新プロジェクトは『日本アニメ(ーター)見本市』
ドワンゴとタッグを組み短編映像シリーズ企画がスタートする

 庵野秀明監督(54)が10月26日、都内で行われた第27回東京国際映画祭で行われたトークショー『アマチュア・庵野秀明』に登場。サプライズで登場したドワンゴ会長の川上量生とともに、日本のアニメーターの可能性を開く短編作品を毎週発表する『日本アニメ(ーター)見本市』の開始を発表した。

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 ドワンゴと庵野監督率いるカラーが日本のアニメーションの可能性を探る同プロジェクト。公式サイト(http://animatorexpo.com)にて、ジャンルを問わない数々のオムニバスアニメーション作品を毎週金曜日に1本ずつ発表していく。作品は公式サイト、公式アプリにて無料で視聴でき、11月7日には作家・舞城王太郎と鶴巻和哉が組んだ『龍の歯医者』が記念すべき第1段作品として公開される。

 企画立案&エグゼクティブプロデューサーに庵野秀明。エグゼクティブプロデューサー川上量生、題字を宮﨑駿、題字彩色を鈴木敏夫が手がける。第一話には声優として山寺宏一、林原めぐみが参加。

 庵野監督は「愛と勢いで作るアニメーション作品を11月7日から1話ずつ放送します」と発表。さらに放送翌週の月曜日に制作スタッフによるニコニコ生放送が放送される。川上は「庵野さんから日本のアニメーターが挑戦できる場所がないということで、そういうことをできる場所を作れないかという話を聞きまして」と参加の経緯を語った。

 庵野監督は「本当にアニメーションって袋小路で、ギュウギュウのところにきていて新しいことを商売抜きでやらないといけないと思った」と語り、「今はどんどんストライクゾーンが狭くなっていて、巨人の星かぐらい。投げる人もいない、取る人もいない、見る人もいないという状況になってきている」と危機感をつのらせた。

 今のところラインアップは30作品は予定されているということで、「アニメーションの楽しさを世界の人に知って欲しい。アニメーションって楽しいんですよ。本当に面白いんですよ。自分もそれを味わいたい」と呼びかけた。庵野監督による監督作品は残念ながら予定されていないということだが「よほどのことがない限り目をつむって口を出さずに…そこが宮崎さんと違うところです。でも時々出すかも……一緒じゃん、宮さんと」と笑いを誘った。

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