『「暁のヨナ」あかつきむらの大宴会』ステージが28日、東京・インターシティ品川ホールで開かれヨナ役・斎藤千和、ハク役・前野智昭、スウォン役・小林裕介が登場し、司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。
『暁のヨナ』は漫画家・草凪みずほさん原作で最新15巻までで累計200万部を突破している人気作。建国神話が伝わる高華王国が舞台。緋龍城で幸せに過ごしていた当時、齢15歳の王女・ヨナ。そのヨナが想いを寄せる幼なじみ・スウォンの手により父王・イルが殺害され、ヨナも命を狙われることとなり、護衛役のハクとともに逃避行を繰り広げる。そして、ヨナはその身を守るため神託により建国神話に語られる伝説の四龍を集める旅に出る……という大河ロマン作品となる。
さっそく1、2話が上映され、本日初めて観たという小林は「もうオープニングから鳥肌が立ちました。言葉にならない」と、感激の仕上がりだったよう。
作品について斎藤は、「絵がお芝居をしてくれている分、絵に任せているなという部分がありました。変な意味でなく楽になりました。泣いているときに泣きの声を入れなくてもちゃんとした自然なお芝居になっているという感じですね」と、しっかりと作り込まれていることをアピール。
ヨナという役へは、「自分のやっているキャラはみんな好きなんですけど、そのときの自分に刺さる作品ってあるじゃないですか。それですごく好きだったんです！逆ハーレムのようなシチュエーションですが、恋愛感情とは違う彼女のりりしさとに共感できて。自分が生きるところに精いっぱいというヨナがモテる理由がわかる。いけ好かないというのがないです。男の人にこびがない。そこがすごく好きです」と、“ヨナ愛”を語りつつ、「こんなに好きになっちゃうと、思い入れが強すぎて、草凪先生が考えているものと表現の違いでずれちゃう場合があるから、そこは一度置いて、意識して隔絶させています」と、気遣いなどもしているそうだ。
アフレコについては、小林がスウォンのような影のあるキャラクターは初めてのため、「監督からもっとこういう風にと言われて、役を決めるのに時間がかかりました。1番に言われたのは、若すぎるかなと言われました。あまりはしゃがずに、大人な感じを念頭に置いてやるという感じでして、修正に修正を重ねてやっています」と、役作りへの苦労話を。一方の前野は、「それだとエロ過ぎると言われることがありまして」と、会場が沸き立つ話題を投下すると、斎藤が「女性スタッフさんとか編集者さんからハクはそんなにエロくないと言われてました」と、うなずき、これに前野は、「エロくやってるつもりはないんですが…」と、首をかしげるを見せる一幕もあった。
イベントではほかにも、前野と小林による『俺の方がイケメンだ！』と題したプレゼンバトルが開催。『優しさ』、『男らしさ』、『乙女心 理解力』という3つのテーマで前野と小林がアピールすることとなったのだが、前野は、「他人の幸せを願える人間は優しいと思っているので、ハクは僕の理想です。僕はハクにだったら抱かれてもいいくらいですね」と、観客へリップサービスすると、小林も乗っかり、「スウォンは……、僕は抱く方かな」と言い出し、場内は騒然！これに斎藤は「そういう作品じゃないです！」と、必死に弁解する姿を見せることに。
そして、観客の拍手によりイケメンを認定へ。結果は、ほぼ同数に近かったため、「ユンくんだったらユンくんって言うんです。皆川純子姉さんとよく話しているんですけど、結果、ユンくんだよね。私、結婚してますけど、旦那さんはイクスみたいな人ですから」と、話していた斎藤に最後のジャッジが任されることに。そこで、斎藤は「今後、一緒に旅をしていかないといけないし、困ったときには原作コミックスのすぐその場面を見せてくれるし、いろいろあるので小林くんごめん！ハクで！」と、少々打算的な感じもする選択でイケメン認定していた。
また、OP・EDも初公開され、第3話以降のダイジェストムービーも初公開と盛りだくさんとなったが、さらに、本作が2クール放送ということも合わせて斎藤から発表され、観客から大歓声。斎藤も「原作があるものって端折られたら悲しいことがありますが、『暁のヨナ』は忠実に表現しています。制作も順調です。2、3回に1回号泣回があります！」と、PRしていた。
アニメ『暁のヨナ』はTOKYO MXほかにて10月7日より放送開始！
