10代女性の人気No.1ファッション誌『Seventeen』(集英社)でトップモデルを務め、女優、歌手としても活躍する西内まりや(20)が21日、警視庁渋谷署の一日警察署長を努め、交通安全を呼びかけた。
「秋の全国交通安全運動」の一環として、10時から渋谷区役所前広場で「渋谷警察署交通安全出動式」に出席。白バイとパトカーの出動を見送った。自身もパトカーに乗って、ハチ公前広場に移動。「渋谷警察署交通安全宣言」セレモニーで、「交通安全」を宣言した。
ハチ公前の広場には、ティーンを中心に、「西内まりや」ファンが大勢詰めかけ、プチ騒動状態。「まりやちゃーん」「かわいいー」と、黄色い歓声と野太い声が四方八方から絶え間なく飛ぶ。
西内は、関係者とのあいさつを済ませると、待機場でイスに座り、ファンに向かって敬礼のポーズを取ったり、笑顔で手を振るなどして、歓声に応える。
交通安全宣言として、“やさしさが 走るこの街 この道路”をモットーに、「渋谷の街から交通事故をなくしましょう」と、ハチ公前に集まった人たちに元気よく呼びかけた!
自身も車の運転をしている西内は、「運転している時に一番気になるのが自転車を運転している方への注意と車を運転している側の注意がすごく大事だなと感じています。交差点を曲がるときに、見えない死角の部分があるので(自転車などを)巻き込まないように、注意して安全を確かめながら運転したり、通行したりがいかに大事か日々考えさせられています」と、安全運転に注意を払っているという。
というのも、「免許取ってすぐの頃、予想しないタイミングで自転車出てきたりしていたので怖いなと。気を緩められない。走れば走るほど気を引き締めていかなければいけないと感じています」と、何度もヒヤッとする場面があったためだ。
また、モデルの西内は、デビューシングル『LOVE EVOLUTION』のPVや特典写真集でも26変化しているが、警察の制服は、「ずっと着てみたかった衣装。今日は署長になっているのでコスプレとか、衣装じゃないです(笑)。本当に署長という気持ちのままここに立たせてもらっておりまして、目を光らせて渋谷の街を観ています。悪いコトしている人がいたら、逮捕しちゃうぞと思ってます」と、茶目っ気たっぷりに。
最後に、「渋谷区の一日警察署長なんですけど、渋谷区だけでなく、全国で年間を通して交通事故で命を落としてしまう方が絶えない。ちょっとした気の緩みだったりが命取りになってしまう現状があるので、私自身も気をつけたい。車を運転するとき、自転車に乗るとき、歩道を歩くとき、交差点を渡るときなど、もう一度、気を引き締めていただきたいなと。私も気をつけて日々を過ごしたいなぁと思います」と、訴えた。
セレモニーでは、西内自身がティッシュを配ったが、初めは規制線の外に出る予定が、大勢のファンが押しかけたため、枠内からのティッシュ配賦に変更。それでも、直接、受け取ろうとして、ファンが前に押しかけ、騒然となった。
「秋の交通安全運動(9月21日~30日)」では、通学中の児童が死傷する交通事故が後を絶たず、高齢者の交通事故死者数が交通事故死者数全体の半数以上を占めることから、「子供と高齢者の交通事故防止」に重点的に取り組むとともに、危険ドラッグや飲酒運転など悪質な運転の撲滅を目指す。