“アッキー”の愛称で親しまれている安倍晋三首相（59）のファーストレディーの安倍昭恵さん（51）が29日、東京・駐日インド大使館 オーディトリウムで映画『マダム・イン・ニューヨーク』（監督・脚本：ガウリ・シンデー／配給：彩プロ）合同記者会見＆トークイベントでプレゼンターを務めた。
ごくごく平凡な主婦が家族の中で自分だけ話すことのできなかった英語を、塾に通い仲間と学んでいくという過程を通して1人の女性としての自信を取り戻していく姿が描かれる、心温まるインドのボリウッドが放つ感動の日常作品。
本作にはインド映画界のトップ女優で、15年ぶりに女優復帰・インド圏最大のテレビ局である『CNN-IBN』が 2012 年に実施した“インド映画史100周年・国民投票”でベスト1に輝いたシュリデヴィが来日会見を開き、「脚本を読んで、私のために書かれた作品だと感じました」と、オファーを受けた理由などを明かすこととなった。
今回プレゼンターを昭恵さんが務めることになった理由として安倍首相とともに今年1月インドを訪れた際に、現地で日本映画を特集した映画祭に招待され、そのときに花束をもらったため、その返礼としてのものだそう。
昭恵夫人は「主人がインドの独立記念日のパレードに招待されました。インドと日本の関係は深まっておりまして、大切な友好国でございます。多くの日本人のみなさんにこの素晴らしい映画を観てほしいと思います。有能な女性がインドにはたくさんいらっしゃいます。枠にはめられることなく、理不尽という枠を打ち破って、女性のために頑張って行きたいと思っています」と、スピーチし、場内から拍手を受けることとなった。
その後、花田、アグネス、シュリデヴィによる自身の夫の好きになったエピソードや、好きな部分などを挙げるというガールズトークへ突入し、アグネスは「まさか家庭の事情を聴かれるとは思いませんでした」と苦笑いを浮かべつつも、「嘘は絶対につかない。約束したことは最大の努力をしようとするんです。それはすごく尊敬できる」と、ノロケると、「うちは子どもが3人いるんですが、最後の1人はサプライズでした」と、大胆な発言が飛び出すことも。
花田も、「貴乃花親方は超真面目で家でも笑わないかと思われているんですが、すごいユニークで、冗談やイタズラが大好きなんです。ギャップって惹かれるし、決めたことは諦めなくて、意志が強い。自分よりも周りの人のことを大切にしていて器が大きいなと。この人に付いて行けばいいという安心感がある」と、こちらも負けず劣らず挙げると、「きょうが19回目の結婚記念日で2人でデートなんです」と、ちょっぴり照れた様子を見せていた。
アグネスから「この映画、インド映画らしく踊りも出ますし、歌も出ます。その辺も楽しんでください」と、PRがあった映画『マダム・イン・ニューヨーク』は6月28日より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー！
■STORY
シャシは、二人の子どもと夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。名の結婚式の手伝いで一人NYにヤビ脱毛、英語ができず打ちひしがれてしまう。そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告だった。仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく。しかし学校に行っている間に幼い息子がけがを負い、彼女はハッは親としての字画や責任感に欠けていた自分を責め、卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。それでも学校の仲間たちはとともに卒業しようと協力するのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり…。
