“みかこし”の愛称で親しまれている人気声優で歌手・小松未可子（25）が28日、東京・中央区の日本橋・三重テラスで『桑名市東京 PR 事務局 新設』記者説明会に桑名市長・伊藤徳宇氏、JLAA事務局長の寺坂秀之氏とともに出席した。
愛知と岐阜に隣接する三重・桑名市。東海道中膝栗毛にも登場した「その手は桑名の焼き蛤」とのシャレも生まれるくらい美味な蛤（はまぐり）料理、名物の桑名カレー、桑名コロッケといった食文化や、ナガシマリゾート、多度大社、六華苑、七里の渡跡など、豊富な観光資源に恵まれた三重県下屈指の観光都市としても知られているが、さらなる知名度の獲得や誘致のため、このたび大々的にPRを立ち上げることとなった。
ライブなどではたびたびアピールしていたが、今回初めて公の場でPRに臨むことになった小松。アニメ『モーレツ宇宙海賊』の主人公・加藤茉莉香役や、『凪のあすから』の潮留美海役、歌手などさまざまに活動している小松へ、伊藤市長は、「桑名は芸能関係の方がなかなかいなくて非常に声優さんという形でどんどん大きくなっていかれていて嬉しく思っています」と、温かく迎えることに。
ただし、この場にゲストとして呼び込まれたのはただ桑名市出身というだけでないそうで、今月14日にリリースしオリコンデイリー初登場7位となった2ndアルバム『e’tuis』のプロデューサー・ナカムラヒロシがこちらも偶然桑名市出身だったという縁でオファーとなったそうだ。
先日も、初めてイオン桑名ショッピングセンターでリリースイベントをし、「いつか自分も桑名でリリースイベントとかライブをしてみたいなと思っていたんです。桑名出身で活動していますという自己紹介的な意味も込めました」と、凱旋したときの喜びを。
桑名市は17年間住んでいた小松は、「思い出がいっぱいあります」と、地元愛あふれるトークをすることとなり、多度大社に行き「多度のみかんを買ったりしますし、普段お馬さんが大社の入り口のところで見守ってくださってて、にんじんをあげられたりするんです。そんな近くで馬を見る機会もなかなかないですよ」と、アピール。
さらに、小松は地元で知る人ぞ知るものを挙げることとなり、「人に勝手にオススメしているんですが、長島の方にマイナーですけど、『たんぽぽラーメン』というのがあるんです。たんぽぽが乗っているというわけではないんですけど」と、言うと、伊藤市長は「マニアック過ぎてうちの市職員もついていけなかった」と、うならせるほど。
帰郷するたびに長島町にあるランキング日本一のウインターイルミネーションとなった「なばなの里」を訪れているそうで、「帰るたびに人が増えていて歩けないんです！」と現状を明かしたり、7月に毎年行われている水上花火大会をPRすることとなった。
さらに、桑名の有名なお菓子となる安永餅を挙げた小松は「オーブントースターで少し焼くと美味しいんです」と、食べ方を明かす。すると、伊藤市長は、「桑名でお菓子が好きだったら、お菓子を小松未可子プロデュースしてもらえませんか」と、振ると、「安永餅にもっと有名になってほしいので、多度のみかんが好きなので、みかんをペーストにした餡を入れた安永餅とかどうでしょうか」と、早速アイデアを出していた。
会見終了後に、小松に「今後観光大使とかのお話が来るのでは？」と尋ねると、「そういうのがあればぜひ！」と、ノリノリ。ちなみに、蛤（ハマグリ）料理が有名なため、幼少のころから食べていたそうだが、「食卓に出てましたね。大きいので食べ応えがあって！小さいころから食べていたというのもあって、貝の種類はそれだけだと思っていたくらいなんです。有名なのは後から知りました（苦笑）。桑名出身というと焼きハマグリかと話題になったりして」と、地元民としての声を寄せることも。
帰省したときに訪れる『なばなの里』の話題も挙げ、「家族と行ったりするんですけど、行くたびに違うイルミネーションになってて見応えがありますよ。毎年楽しみにしているんですよ」と、こちらもモーレツなアピールを見せていた。
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