海外ドラマ『SHEROCK／シャーロック』シーズン1イッキ見+特別上映会トークショーが23日、東京・角川シネマ新宿で開かれシャーロック・ホームズ役を吹替している声優・三上哲が登場した。
世界中で愛される探偵・シャーロック・ホームズを21世紀現代のロンドンに生まれ変わらせたシリーズ作品。“変人”的な頭脳を持つホームズが新聞ではなく「ネット」、電報ではなく「メール」、馬車ではなく「タクシー」で事件に挑む。今年1月から英BBC Oneで放送され、新シーズンは平均して1270万人が視聴。世界がベネディクト・カンバーバッチ演じるホームズに世界が熱狂していると言っても過言ではない人気ぶりを博している。
この日も午後10時を過ぎたイベントにもかかわらず、シーズン3が24日から放送される前夜祭。ツイッターキャンペーンでは数千の応募があったという中から選ばれた300人が集結した。9割は女性というなか、1話の『ピンク色の研究』の台本を手に三上が登壇することとなった。
三上が『シャーロック』を最初に観た時、「名前から古典的イメージがあったんですが、クラシカルな雰囲の中で、スタイリッシュだしスピード感もあるし、現代だし、推理モノ。ジョン・ワトソンとシャーロックの関係で『なんだこいつは！？』という感じから、近づいていく感じが本当におもしろいです！」と、感想を。
なるべくカンバーバッチの演技を再現するようにしているという三上。シーズン1のときは、「こっちも探っているような感じでしたけど、とんでもないことを仕出かすところがあって、振り幅がすごくて、こんなにやってもいいんだなというのはありました」と、徐々に慣れていったという。
本作に出演したことで、仕事も増えたという三上。アフレコ風景を問われると、ワトソン役の森川智之との掛け合いのことを語りだし、「お芝居にかんしてはお話しないです。『このシーンはすごいよね』とかは話すんですが、テストの時に考えてきたものを出して、あとはディレクターが『こうして』といわれたことをしています」と、自然体で臨んでいるそうで、「困ったジョンが大好きで、意地悪して困ったジョンに声を当ててる森川さんが楽しくてね～」と、笑みを見せていた。
シーズン3のアフレコは2月末から3月初頭にかけ行われ、「2年待ちましたからやりたくて仕方なかったですね」という三上に、この日は、予告編の口上の部分を生アテレコするという豪華なものとなり、「僕はシャーロック・ホームズ住所はベーカー街221」と、ビシッとセリフを決め場内は沸き返ることに。
さらに、司会から、シーズン3に先駆けてネタバレなしで見どころを問われると、「シャーロックは生きてます！ジョンとの再会は面白いことになってます。シャーロックはジョンのことが好きなんだと。人間シャーロックが見れます」と、うまくかわそうとしたが、そのなかで好きなセリフはと無茶ぶりされ、「2話のジョンが困るところがあって、スピーチをしててみんが聞いているところに、シャーロックがあることを言います」と、言葉を選びながらにこやかに明かしていた。
三上から「お待たせしました！僕も待ちました！よろしくお願いします！！」とPRがあった海外ドラマ『SHEROCK／シャーロック』シーズン3は24日よりNHK BSプレミアムにて午後9時から放送開始！7月4日にはDVD＆Blu-ray発売決定！
