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木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター

木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター
スティーブ・マックィーン監督来日プレゼンターを木村佳乃が務めた

 女優・木村佳乃(38)が23日、東京・TOHOシネマズ 日本橋で映画『それでも夜は明ける』(配給:ギャガ)のメガホンを取ったスティーヴ・マックィーン監督(44)来日会見にプレゼンターとして登場した。

 本作は1841年の奴隷制が廃止される前のアメリカを舞台とした物語。平穏に家族とともに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、ある日、2人の白人の裏切りにより、拉致され奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。名前や尊厳を奪われ容赦ない差別にさらされソロモンはそのまま12年の月日が流れていく。そんな中、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)との出会いが、ソロモンの運命を大きく変えていくのだが…。

 映画『SHAME -シェイム-』などで世界的知名度を誇るマックィーン監督は、このたび、表参道のアートスペース、エスパス ルイ・ヴィトン東京で個展を開くことから来日。舞台あいさつにも立ち、劇場に詰めかけたファンにお礼を。本作は黒人初のアカデミー賞作品賞受賞となるなど話題性も高かっただけに、マックィーン監督から「とても疲れています(笑)」と、冗談めいたコメントが飛び出すことも。

木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター
花束を贈呈

 マックィーン監督は続け、「いわゆるショー取りゲームというか受賞式に望んで降りたりしたいと思ったときもありました。それでも舞台あいさつのQ&Aで、みなさんが熱を込めて奴隷制のことを聴いてくれたりして、話す機会があって自分でも報われるものがありました」と、しみじみ。さらに、本作のみならず、「表現者として自分の仕事は簡単に答えられない問を扱っていると思います。反応したり考えたりしていただくのが私の仕事だと思っています」と、自身の監督業へのスタンスを熱っぽく語る様子も見られた。

 そして、木村が花束を贈呈。マックィーン監督は以前、木村がハリウッド作品の『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズの『DREAM CRUISE』に出演したことを覚えており「素晴らしい俳優さんのことは覚えてますよね。とくに女優さんなんかは」と、伝えると木村は満面の笑みで、「知られてて光栄です。お世辞でも嬉しいです」と、返す。しかし、マックィーン監督は「私はお世辞を言いません。痛い真実を言う人ということで知られています(笑)」と、アピールし場内を和ませた。

木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター
笑みを見せながら質問する木村

 木村はマックィーン監督のファンといい、逸る気持ちを押さえながら作品の内容へ突っ込んで質問。ソロモンとともに誘拐される女性が子供と離れ離れになるシーンへは、「私も子供がいるので胸が張り裂けそうな衝撃でした。実際にあんなことがあると信じられなかった」と、伝えると、マックィーン監督は、「頻繁にあったと思います。あの時代に人間というふうにとらわれていないから起こっていますね」と、実感を込めて解説。

 さらに、木村も出生はイギリスで、同国のマックィーン監督と共通点があることで盛り上がると、ソロモン役などはオーディションでのものだった知った木村は、「オーディションがあったら受けたい!」と、目を輝かせて伝え、この突然のラブコールにマックィーン監督は「いらないと思いますよ」と、笑顔で即答。なおも木村は続け、「日本を題材にしたものなら」と、お願いする一幕もあった。

 本作はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国順次公開中!

木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター

木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター
木村佳乃
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マックィーン監督
木村佳乃「胸が張り裂けそう」と感想!スティーヴ・マックィーン監督来日でプレゼンター
 
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