宝塚歌劇団の100周年を記念した舞台「セレブレーション100! 宝塚〜この愛よ永遠に〜」(構成・演出/三木章雄)の製作発表が5日、都内で行われ、女優・杜けあき(54)、高嶺ふぶき(48)、稔幸(49)、姿月あさと(43)、湖月わたる(42)、貴城けい(39)、風花舞(42)、星奈優里(42)、大鳥れい(40)、彩乃かなみ(37)、蒼乃夕妃と往年の宝塚の”レジェンド”たちが一堂に集結した。
永遠に語り継がれる宝塚選りすぐりの名曲、名シーンを伝説のトップスターたちによる歌とダンスで繰り広げるショーステージ。この日、往時と変わらぬ颯爽とした姿で登場した”レジェンド”たちはさっそく、「おお宝塚」「すみれの花咲く頃」の2曲を披露。いまだ衰えぬ美声で報道陣を魅了した。
1979年〜’93年に在団し、今回のレギュラーメンバーのなかでは宝塚の最上級生となる杜は、会場に大挙した報道陣を前に「いかに宝塚の100周年に注目いただいているかを知り、身が引き締まる思い」と決意を新たに。3年前から100周年に向けて宝塚OGによるステージを公演してきたが、「いざ本番という感じ。私たちの心はある意味お祭り騒ぎ。これまでに4500人の方が卒業している歌劇団なので、その方々の想いや、宝塚で目指した精神を受けて、宝塚の伝統や歴史を表現していきたい」としみじみと語った。
1983年〜’97年に在団した高嶺も「常にカッコいい女性でありたい。身は現役時代と変わらないね、といわれるようにがんばりたい」とやる気満々。1985年〜’01年に在団し、現在は主婦業を主としている稔は「きょうは主婦代表として来ました!OGたちのパワーを感じて私もがんばりたいと思った。100周年記念公演にレギュラー出演ということで家族を捨てて臨むことにしました!」と高らかに宣言して、場内を笑わせた。
また、自身たちにとっての宝塚とは?の問いには「家」、「ふるさと」「おとぎの国」などのコメントが続くなか、高嶺が「人間でいう核細胞とか脳細胞とかをつくってくれた母の子宮!」とやや暴走気味。これに最上級生・杜が「まあまあ…」となだめ、「宝塚は宝石箱。いつもキラキラ輝いているし、互いにぶつかって傷ついても、また研磨されて輝いていく」と一堂の想いをひとつにまとめていた。
5月18日に東京・青山劇場で開幕!