歌手の板野友美（22）が10日、都内で映画『ファイアbyルブタン』（監督：ブルノ・ユラン／配給：ギャガ）特別試写会トークショーを行った。
ヌードパフォーマンスで世界中のセレブたちを熱狂させてきたフランスのカルチャー・スポット「クレイジー・ホース・パリ」でたった80日間だけ上演された伝説のステージが映画化された。演出をクリスチャン・ルブタンが手がけたことでも話題沸騰の作品が日本でも公開される。
作品にちなみ下着姿のセクシー美女のダンスに迎えられて登場した板野。シャープなシルエットの黒のドレスに、私物という12センチのハイヒールのクリスチャン・ルブタンを履いて登壇。長く伸びた髪の毛を揺らしながら「大人の女性のフェロモンに終始やられていました。大人の女性の魅力が詰まっていて、服を着ていなくても、靴だけで魅力的に見えるのが大人の魅力かなと思いました」と語った。
この日も身につけているルブタンの靴について「ルブタンって裏が赤いじゃないですか、それが映画の中でも魅力的。ヒールも高めでひとつ背伸びをしてオシャレをした感覚がある。この靴はこの間、買ったんですけどお気に入りです。今日はルブタンが似合う大人の女性に近づけるようにコーディネートしてきました」とニッコリ。「トゥシューズにヒールがついているのがビックリしましたね。ブーツもすごくかっこよくて、ルブタンのブーツを買ってみたいと思いました。素敵」と胸を弾ませた。
オープニングのセクシーダンスについて「セクシーなダンスは今までそんなにしてこなかったんですけど、いつかそういうダンスが似合う女性になれればいいな」としみじみ語り、クリスマスの予定については「25日は普通に仕事してます。ツリーは出したんです。せっかく出したのでひとりで見るのも寂しいじゃないですか。毎年ホームパーティを友達としたりするんですけど、今年もできたら」と話した。
観客からヒールを履くコツを聞かれると「私は毎日ヒールを履いていますね。毎日履くことで慣れていくんじゃないかと思います」とコメント。目標とするファッション・アイコンを聞かれるとヴィクトリア・ベッカムの名前を挙げ「セクシーでクール。かわいらしいというより、かっこいい女性」と語り、報道陣から「旦那さんにはベッカムのようなセレブを？」と聞かれると「それは思いませんけど」と苦笑した。
板野は「映画の中でルブタンさんが子供ではなく大人の女性のために靴を作っていると言っていたので、ルブタンが似合う大人な女性になりたいなと思いました」と感慨深く話し、作中で繰り広げられるセクシーなダンスに「ああいう踊りができたらいいなと思いました。ちょこちょこ色っぽくなっていければいいなと思います」と意気込みを語った。
気になる私物のルブタンの値段については「自分へのご褒美。そんなにすぐに買えるものじゃないので。（値段は）わからない。靴は出会いだと思います。その時の自分の状況と出会いによって買えたり買えなかったり」と明言を避けた。「クリスマスプレゼントに貰ったりは？」と聞かれると「私の足のサイズまで知っている人はいないと思う…」と苦笑しながら「22.5です」とちゃっかりアピールして笑いを誘った。今までで一番嬉しかったプレゼントは「誕生日にファンの方が手作りでメッセージを書いてくれて、キラキラのストーンいっぱいのアルバムみたいのを作ってくれた。それが一番嬉しかった」と話した。
AKB48を卒業して初の年末を迎えるが「（クリスマスに会う予定は）今のところない。個々に連絡はとってますけど」とメンバーについて触れながら「来年は挑戦の年にしたいです。卒業して4ヶ月。ソロでの活動の計画などで期待に胸が膨らんでいます。それを実現させたいと思います」と抱負を語り、同作について「観るだけで一歩前進することができる映画。すごく勉強になるのと思うので楽しんでください」と呼びかけた。
『ファイアbyルブタン』は12月21日ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
